魅せるコンテナ、植物とトレーラーハウスで世界観を発信
the Farm GARDEN 今泉様- エリア：
- 千葉県千葉市
- 業種：
- 園芸サービス業
- 製品：
- CH20
マネージャー
1級造園施工管理技士
- 御社の事業内容について教えてください。
当社は「株式会社ユニバーサル園芸社」という、事業者向けに観葉植物のレンタルを主業とする会社です。オフィスや商業施設へのレンタルを行なっていますが、時代と共に様々な事業を手掛けるようになりました。具体的には造園、イベントディスプレイ、屋上や壁面の緑化事業、イルミネーションなどです。
また、消費者向けの事業も手掛けるようになり、観葉植物や花の販売、飲食店や雑貨店も運営しています。どちらの事業もそうですが、コロナ禍で非常に売上が伸びました。オフィスで密を避ける為の環境作りや、ステイホームの流れもあって、需要が高まったのだと思います。
ここは「The Farm UNIVERSAL（ザ・ファーム・ユニバーサル）」という名前でして、ショッピングモール内で店舗を構えております。大阪で立ち上げた事業が好評だったので、この千葉でも実現しました。「全ての人が楽しめる植物の楽園」をコンセプトにしていて、「食べる／買う／遊ぶ／学ぶ／撮る」という５つの楽しみをご用意しています。おばあちゃんからお子さんまで、世代を超えて楽しめる空間を追求しています。寄せ植えのワークショップを開催したり、レストランもメニューも少しづつ変えていく事で、お客様に新しい美味しさを提供しています。植物を扱う上で、一番大変な事は維持管理です。夏は朝と夕の２回水やりを欠かさず行なったりと、生き物ですので目が離せません。暑い夏だと温度管理の面で植木の輸送が出来なかったりと、仕入の面でも気を使いますね。
- トレーラーハウスをご利用頂いていますが、利用用途を教えてください。
このショップは３つのブランドで構成されています。植物やガーデンツールを販売している「The Farm UNIVERSAL（ザ・ファーム・ユニバーサル）」、植物あふれる空間で食事を楽しむ「FARMER’S KITCHEN（ファーマーズ・キッチン）」、お客様の庭作りを手伝う「The Farm GARDEN（ザ・ファーム・ガーデン）」です。
トレーラーハウスは、「The Farm GARDEN（ザ・ファーム・ガーデン）」のオフィスと打合せスペースに利用しています。この「コンテナハウス」を将来的に自社のサービスとして提供したいと考えていますので、ショールームとしての役割も期待しています。
- トレーラーハウスを選択された経緯について教えてください。
元々、ショップの中にオフィスを設けて仕事をしていました。そのうち仕事の規模が大きくなってきたので、事務所を別の場所に移して独立させたいという話になりました。その際、どういった形で事務所を構えるかを考えた時に、自分たちの事業に広がりが出るような形態が良いだろうという事になり、コンテナを使ったコンテナハウスという形を考えました。
ただ、コンテナをそのまま地面に置くと建築確認申請が必要という事が、設計会社様との話し合いで分かりました。時間的にも早くスタートしたかったので、車検付きトレーラーハウスという方法を採用しました。THDさんを最終的に選択したのは、設計会社様だと聞いています。コンテナの上物を製作するのに2ヵ月程度、上物の内装仕上げをするのに1ヵ月程度掛かりました。
- 実際にトレーラーハウスを利用してみた感想はいかがですか？
<良かった点>
コンテナの外観とトレーラーハウスならではの高さもあり、遠くから目を惹く見え方になったのが良かったと思っています。私たちの作るデッキや植物との相性も良く、自分たちの世界観を自然に伝えられた施設になったと思っています。
<不満な点>
コンテナという外観もあってか、特に夏は室内が非常に暑くなってしまいます。エアコンを稼働させても殆ど効果が無い位です。せっかくの打合せスペースなのですが、暑すぎてお客様をお招きできない状態になってしまいます。屋根にタープを付けたり、散水したりと何かと工夫して対策をしないといけない、と言うのがこれからの課題です。
- 今後のトレーラーハウスを使った施設展開など、構想がありましたら教えてください。
トレーラーハウスを利用した「コンテナハウス」、この形と自分たちのサービス・商品として展開したいという構想があります。グランピング施設の事業者の方へ小屋として利用して頂いても良いかなと思っていますし、敷地が広い個人の方へも秘密基地のような形で提案してみたいと思っています。「コンテナハウス」と私たちの強みである植物を、お客様へご提案していきたいと思っています。
- 参考リンク
ユニバーサル園芸社
The Farm UNIVERSAL CHIBA
事業戦略部 事業推進課 齋藤 將太郎